◇ 松屋フーズHD第2四半期、増収増益も最終益は減益

 牛めしチェーン「松屋」を展開する㈱松屋フーズ(東京都武蔵野市、瓦葺一利社長)を傘下に持つ㈱松屋フーズホールディングス(東京都武蔵野市、瓦葺一利社長)は11月5日、令和7年(2025)3月期第2四半期決算を公表した。連結ベースで、売上高723億87百万円(+22.6%)、営業利益18億84百万円(+17.3%)、経常利益22億6百万円(+17.1%)の増収増益となったものの、中間純利益は7億83百万円(▲41.0%)と減益を計上している。会計期間中、店舗などの固定資産の将来の回収可能性を検討し、減損損失4億780万9千円を計上したことが響いた格好だ。
 エネルギー費、各種調達価格の上昇などにより、原価率は+0.9ポイントの35.1%に上昇。一方、売上高の増加で、固定費の占める割合が低下したことなどで、販売費・一般管理費は▲0.8ポイントの62.3%に改善した。FLコスト(売上原価と人件費の合計。FOODとLABORに係るコスト)の売上高比は、66.5%(+0.1ポイント)となった。
 新規出店は、牛めし業態33店舗、とんかつ業態8店舗、鮨業態3店舗、その他業態5店舗の計49店舗。一方、直営の牛めし業態店2店舗が撤退し、店舗数はFC店を含め、1,312店舗(うちFC5店舗、海外18店舗)となった。業態別内訳は、牛めし業態1,065店舗、とんかつ業態192店舗、鮨業態15店舗、海外・その他の業態40店舗。また143店舗の改装を実施したほか、工場生産設備などに投資。人材投資として、ベースアップなどの待遇改善に加え、教育投資も展開した。
 これに伴い通期業績予想を以下の通り上方修正している(カッコ内は順に修正率、修正後前期比増減率)。新規出店数の増加や、既存店の売上高増加で、売上高が前回予想を上回ると見込む。だが下期は新規出店の初期経費の増加、各種調達価格の上昇を見込むことから、営業利益・経常利益・当期純利益は据え置いた。
△売上高1,495億円(+9.5%、+17.2%)
△営業利益30億円(±0.0%、▲43.6%)
△経常利益36億50百万円(±0.0%、▲39.0%)
△当期純利益12億円(±0.0%、▲58.8%)

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