◇ 1月31日の食糧部会で政府米「買い戻し条件付」販売を議論へ、江藤農相「卸に出す話ではない」

 1月31日に開催する食料・農業・農村政策審議会の食糧部会で、政府備蓄米の買い戻し条件付の販売を可能とするのか、議論することが明らかになった。1月24日に開いた閣議後定例会見で江藤拓農相が報告したもの。

 江藤農相は、「(米が)足りないはずがない」と指摘した上で、昨今の需給逼迫・米価高騰を「健全ではない」と評価。これを改善するため、農林水産省はこれまで、食糧法改正を経なくても政府備蓄米の活用が可能なのか、内閣法制局と協議を重ねてきたという。そこで、「貸し付けるのであれば、法改正を行わなくてもいける」との結論に至った。

 ただ今回、食糧部会に諮ることを決めただけであって、江藤農相は「出すことを決めたわけではない」と念押しする。「いつでも状況を見て、政府備蓄米の活用ができる状況にしたい」との考えを示している。また集荷業者の集荷進捗が悪い状況に触れ、「卸に出すという話ではない。集荷業者の方々に限定して出すことが、消費者にとっては良いと思っている」とした。

ごはん彩々

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