◇ 亀田製菓が地元米農家との共同出資で法人設立、持続可能な稲作めざす

 亀田製菓㈱(新潟県新潟市、髙木政紀社長COO)は2月5日、新潟県内の米農家5名との共同出資で、稲作などの生産・販売を手掛ける(同)ナイスライスファームを設立した。持続可能な稲作の実現と、米の消費拡大を目的に立ち上げたもの。資本金60万円、亀田製菓の出資比率は16.7%。

 亀田製菓は、持続可能な稲作を阻害する要因として、生産者の高齢化だけでなく、若い世代の担い手不足、離農者・耕作放棄地の増加も課題だと指摘。さらに、全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)が公表した「米穀流通2040ビジョン」の「2040年には米の国内需要が生産量を上回り、国内需要量を国産だけでは賄いきれない可能性がある」との指摘を取り上げ、これら課題の解決のためにナイスライスファームを立ち上げたと説明している。
 
 初年度となる令和7年(2025)は、約28haの作付を計画。地元農家の知見や技術を活用して、地域に根差した取組みを進めるという。将来的には、ナイスライスファームで収穫した米を使った新しい価値のある商品・気候変動に強い品種の開発、環境保護に配慮した農業手法の導入なども視野に入れている。
 
《所在地》新潟県阿賀野市
《代 表》代表社員 斉藤毅

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