◇ サトウ食品3Qは増収もコスト高受け減益続く
2025/3/07/ 16:00

サトウ食品㈱(新潟県新潟市、佐藤元社長)は3月7日、2025年4月期第3四半期決算を公表した。連結ベースで、売上高362億97百万円(前年同期比+7.3%)、営業利益24億98百万円(▲22.7%)、経常利益28億3百万円(▲20.5%)の増収減益で、四半期純利益も19億1百万円(▲22.2%)を計上。包装米飯・餅とも販売好調で増収となったが、「昨今の原料米の急激な高騰」を始めとする各種コスト高や設備投資に伴う減価償却費の増加により減益となった。

包装米飯の売上高は211億99百万円(+10.7%)。いわゆる〝タイパ〟志向の高まりを追い風にパックご飯の日常食化が進んだことから市場は堅調に推移しているとする。昨年12月には10%程度の値上げを進めた(既報)が、その後も販売数量(前年同期比+5.4%)/売上高(+10.7%)は堅調に推移した。なお、同社は6月2日出荷分から最大14%の再値上げを実施する(既報)。
包装餅は売上高150億84百万円(+2.8%)。鏡餅を始め年末への需要集中が課題となるなか、〝プチ贅沢需要〟に対応する価格帯商品の拡充や積極的なテレビCMの投下などを進めたことで、通年需要の喚起を図った。このほか、「この夏(昨夏)の深刻な米不足が影響し、包装餅の需要が高まり好調な売れ行きを見せた」ことにも触れている。
【組織変更・4月1日付】△営業本部東京支店を「東京第一支店」「東京第二支店」に分割。
【人事異動・4月1日付】△東京第一支店長(東京支店長)板野貴宏△東京第二支店長(営業戦略部営業戦略課長)古荘大吾△大阪支店長(九州支店長)田中浩司△九州支店長(九州支店営業課係長)小島広至△東港工場長 兼 業務品質管理課長(佐賀工場長 兼 業務品質管理課長)高橋茂樹△聖籠工場長(コーポレート担当役員付課長 兼 品質保証・商品開発本部課長)狩野友樹△佐賀工場長 兼 業務品質管理課長(聖籠工場長)江頭浩二△品質保証部長(コーポレート担当役員付グループ統括部長)高橋秀明。
