◇ ジャンボリア、弁当工場に〝業界初〟の統合ロボシステム実装

 千田グループで炊飯・弁当惣菜事業を手掛ける㈱ジャンボリア(神奈川県横浜市、千田法久社長)は去る3月18日、経済産業省内で開かれた「ロボフレ事業報告会」に登壇し、記者らの前で成果を報告した。

ロボフレって?

 そもそもロボフレとは「ロボットフレンドリー」の略で、ロボットを導入しやすい環境の実現に向けて、経産省が予算を付けて推し進めている。特に食品関連では、対象物が不定形で技術的ハードルが高く、多品種小ロットのためコストもかかる「惣菜製造」が重点分野とされている。

 そこで惣菜製造分野では(一社)日本惣菜協会が中心となり、令和3年度(2021)から「自動化は不可能」とされてきたロボットシステムの開発・導入を、延べ51社の惣菜・弁当メーカーと59社の開発ベンダーが取り組んできた。

千田社長が語るロボフレ

 そうしたなか、ジャンボリアは4年度(2022)からプロジェクトに参画し、4~5年度はそれぞれ1装置の現場実装を進めてきた。そして6年度はこれまでの成果も組み合わせた統合ロボットシステムの現場実装を実現しており、これは惣菜協会によると〝業界初〟だという。

 ジャンボリアは「ロボットフレンドリーな環境を提供していたら、気づいたときにはヒューマンフレンドリーな環境が構築されていた。それによる生産性の向上はもちろん、従業員の意識が変わったことが一番の収穫」だとコメントしており、千田社長が自ら今回の取り組みを語る動画もYouTubeにアップロードしている。

業界初の「統合ロボットシステム」とは

(以下、惣菜協会資料から引用)

「多機能ロボットを活用したフライ投入兼弁当盛付工程統合ロボットシステム」
 弁当工場の前工程である冷凍フライの油槽への投入は、高温環境でもあり、機械化が望まれるが、通常の弁当工場では、このフライ投入の作業時間は1日数時間であり、稼働時間が短い為、投資対効果が成り立ちにくく、機械化導入が進まない。一方、弁当盛付作業は、通常一日8時間以上の作業時間があり、両者の作業を行い、ロボットシステム稼働時間が長くできる、触覚ハンドを用いたフライ投入兼弁当盛付ロボットシステムを開発した。

弁当盛り付け(左)と、フライ投入する(右)弁当盛付ロボットシステム

 このロボットシステムで盛付けた弁当を昨年度開発したベルトコンベアから番重へ移載し、その番重を台車に移載する製品移載・番重移載連動ロボットと、今年度開発した台車搬送AMRを統合したフライ投入兼弁当盛付工程統合ロボットシステムを開発、ジャンボリアの弁当製造現場に導入した。

出荷場へ台車搬送するAMR(自律走行搬送ロボット)

ごはん彩々

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