◇ 幸南食糧の「KOHNAN COLLEGE」、卒業式&入学式
2025/4/08/ 13:30
幸南食糧㈱(大阪府松原市、川西孝彦代表)は4月1日、次世代農業リーダーを支援する機関「KOHNAN COLLEGE」の第2期生の卒業式と、第3期生の入学式を挙行した。
同社の「若手が輝く未来農業を守る」を理念に、「次世代を担う若手就農農家の自立支援」を目的に2022年に設立された機関。入学生は加工食品事業・精米事業・地域活性化事業など、川上から川下までの食品商流を2年かけて実地で学び、「稼げる農業」を実現するためのノウハウを身につけていく。
今回、卒業を迎えた第2期生は2023年に入学。卒業生は、「地元岡山で農業をしているだけでは絶対に経験できない、たくさんのことを学ぶことができた。農業を元気にし、地方を元気にしていきたい」と力強い抱負を語った。
2年間の成果発表では、各部署での学びや気づきを発表したほか、締めくくりには、「きびだんごに代わる岡山の新名物を作りたい。稼げる農業を目指して、岡山を東京よりも稼げる地域にしたい」といった夢を語る場面も。
入学するきっかけを作ったという㈱米匠庵の橋本太郎常務取締役は、「情熱あふれる激励の言葉」と、2年間の思い出が詰まった寄せ書きを贈った。

続いて、第3期生を迎えた入学式では、入学生が所信表明として「2年間でたくさん吸収し、生産者としても社会人としても成長したい」と語り、KOHNAN COLLEGEの一員として新たな一歩を踏み出した。
幸南食糧は今後も、生産者の想いと消費地の声を届ける企業として、次世代の農業を担う若手農家の育成・支援に取り組んでいくとしている。

