◇「国際和食産業展」にミツハシ、NEWGREEN、築野食品工業ら出展

 TSO International㈱(東京都新宿区、佐々木剛社長)は7月31日~8月1日の3日間、東京・有明で「国際和食産業展」を開催。「国際発酵・醸造食品産業展」「国際麺産業展」との同時開催で、日本食、居酒屋、麺、酒造業界などの関係者をターゲットにしたもの。米穀関連の製品を中心に、一部展示を紹介する。

△㈱ミツハシ(神奈川県横浜市、三橋美幸会長兼CEO、山口大輔社長兼COO)
 海外でも人気の高まる「おにぎり」を中心に展示した。継続実施している企業間コラボシリーズからは、ハナマルキ㈱(長野県伊那市、花岡周一郎社長)との「コラボおにぎり」を紹介。「近年人気の商品」という液体塩こうじとタッグを組み、「塩こうじ×季節の食材」をキーワードに、来春まで2か月スパンで新商品を投入していくという。ラインナップは、発売中の「じゃこ野沢菜」(7~8月発売)に続き、9~10月に「山菜」、11~12月に「昆布と切り干し大根」、来年1~2月に「きんぴらごぼう」、3~4月に「えび」を予定。コラボおにぎりは、「コラボ企業の知名度もあり、スーパー店頭でも目立つ。いずれも期間限定ながら、期間中販売数が落ち込むこともなく好調」だという。

△㈱NEWGREEN(東京都小金井市、山中大介代表)
 今年4月発売の新商品、有機米100%のオリジナル加工品「とろける玄米」「とろける白米」を展示。米を膨化させたライスシリアルで、「お湯やスープにすぐ溶けて、調理不要で食べられる」のが特徴。現在、自然食品専門店や、ベビー用品店などで販売しているほか、夏以降スーパーマーケット紀ノ国屋でも取り扱いが始まるという。同社は有機米にこだわった集荷・販売に力を入れており、令和6年産は800tの集荷を目標にしている。「有機米の販路をさらに拡大するために、加工品にも力を入れる」といい、試作品として有機玄米のパックごはん「おいしい有機のごはん」も展示。展示会などでの反応も見ながら、「秋以降に、発売を模索したい」とした。

△築野食品工業㈱(和歌山県かつらぎ町、築野富美社長)
 飲食店などをターゲットに、米油を展示。「10年前と比べ、米油の認知度は上がっている」といい、展示会を通しさらなる販路拡大を目指す。ブースには、米油と一般的なフライ油を加熱し、「においの嗅ぎ比べ」ができるコーナーを展開。米油は加熱後も「嫌なにおいがしない」ことから、「厨房に油のにおいがたち込めてしまう、といったお悩みの解決になる」とアピールした。

△㈱発芽玄米(静岡県磐田市、亀田明宏社長)
 8月8日発売の「ザックザク 発芽玄米フレーク(粗目)」「さくさく 発芽玄米フレーク(細目)」を展示。いずれも発芽玄米を薄くフレーク状にしたもので、パン粉やオートミールの代わりに使える。揚げ物の衣に使うと、食感がよい上、吸油率が一般的な小麦のパン粉の半分以下であることから、「ヘルシーに仕上がる」という。これまで業務用で展開していたところ、市販品として新たにラインナップするもの。グルテンフリー商品のため「子供のアレルギー対応商品として打ち出したい」としている。

△㈱まつえんどん(新潟県南魚沼市、三輪弘和代表)
 南魚沼の生産農家である㈱まつえんどんは、「令和6年産新米の収穫前の販路を探す」一環として出展。今年ならではの傾向として、従来の取引先から「安定供給が難しい」とされた飲食店などが販路を探して来場するケースもあるという。コシヒカリ、新之助に加え、ブース正面でにじのきらめきを展示、試食も実施した。「テレビなどで高温耐性品種として取り上げられているため、注目度が高い」という。

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