◇ 7月スーパー売上高は1兆円台維持、「供給不足報道の影響」で「米類欠品」

 スーパーマーケット販売統計調査によると、7月の全店売上高の速報値は、5か月連続で1兆円台を維持した。前年同月比は全店ベースで+1.1%だった。また、同日公表した景気動向調査では、米類の動きに言及。「マスメディアによる供給不足報道も影響して欠品する店舗もみられた」としている。(一社)全国スーパーマーケット協会、(一社)日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会が8月21日に公表したもの。
 7月速報値の全店売上高は1兆504億4,367万円(前年同月比+1.1%)。6月確定値でも1兆297億5,905万円(前年同月比+4.7%)と、17か月連続のプラスとなった。部門別(全店ベース)をみると、米を含む「一般食品」が+2.4%、「惣菜」が+2.6%とともに好調。エリア別にみると、北海道・東北は▲0.2%と微減だったものの、そのほかのエリアではプラスだった。
 景気判断DIの現状判断は、前月から▲3.3の「45.3」、見通し判断も▲2.3の「42.9」と、ともに小幅に悪化。4か月連続で好不調判断の分かれ目である「50」を下回った。経営動向調査では、「節約志向が続く中で土日が1日ずつ少なかった影響や、猛暑により昼間の時間帯に外出、買物を控える動きなどもあり、客単価DIはプラス幅を大幅に縮小、来客数DIが大幅なマイナスとなった」としている。
 カテゴリー別の動向調査では、一般食品DIは、前月から▲17.2ポイントの「-4.1」で「やや不調」。酒税改正による新ジャンルの低迷などが影響した模様。米類は、「供給不足報道により欠品する店舗もみられ、特売を休止するなどの対応により単価もアップし、大幅に伸長し米類は単価がアップし大幅に伸長した。マスメディアによる供給不足報道も影響して欠品する店舗もみられ、特売の休止や点数制限などの対応を迫られた」と説明している。また「レンジ米飯、レトルト米飯の需要も高まっている」とも。惣菜部門DIは前月から-8.2ポイントの「5.1」で「やや好調」。「単価が上昇している米飯類、おかず類が好調」の一方、「寿司は週末が一回少なく、猛暑で持ち帰り敬遠の動きもあり低調」とも。

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