◇「マイナーな戦国武将を知って欲しい」桑谷高山米穀協業組合理事長らクラファン

 岐阜の高山商工会議所では、地元・高山藩の初代藩主である金森長近(かなもり ながちか)の生誕500年にあわせて、「マイナーな戦国武将を知って欲しい」と、クラウドファンディングを募っている。
 もともとは今年3月、高山市教育委員会が「マンガふるさとの偉人金森長近」(B6判120ページ)を制作、高山市内の小学4年生から中学3年生を対象に非売品として配布したことに端を発する。7月になって「飛騨高山まちの博物館」で企画展「どうした長近」を開始した際、残部を配布したところ、初日で完配してしまった。
 その後、高山商工会議所内に、「金森長近と城下町文化による地域の活性化推進委員会」が発足。会長に高山商工会議所の常議員である桑谷康弘氏(高山米穀協業組合理事長)が就任し、クラウドファンディングの検討を開始した。
 その目的は、非売品「マンガふるさとの偉人金森長近」を加筆増刷し、高山市民だけでなく全国に知ってもらうこと。

クラウドファンディング:【飛騨高山】マンガ完全版完成させてマイナーな戦国武将『金森長近』を知ってほしい!」
募集期間:8月19日~9月30日
目標金額:300万円
使途:①高山市が4月に制作し小4から中3に配布した非売品「マンガふるさとの偉人金森長近」を加筆増刷し、市民および外部に配布・販売
   ②金森長近に関する土産品制作
   ③秋頃を目途に市民や観光客が参加できるイベントの実施を計画
詳細:https://camp-fire.jp/projects/775525
問合せ先:金森長近と城下町文化による地域の活性化推進委員会(TEL:0577-32-0380)

マンガふるさとの偉人金森長近
原作:谷前英夫(高山市役所職員)
ストーリー:金森長近マンガ製作活用事業検討委員会
作画:中井邦彦(代表作『楽ガキFighter』、『SKIN』、『ドライブ・ア・ライブ』=いずれも小学館)

 金森長近(1524~1608)美濃国土岐郡多治見郷大畑村(現在の岐阜県多治見市大畑町)生まれ。幼名は五郎八。当初は可近。信秀(信長の父)の代から織田家に仕官し、長篠の戦い(1575)で武勲をあげたことから、織田信長から一字を受け、長近と改めた。羽柴秀吉の代になって飛騨一国4万石弱を与えられ、初代高山藩主に封じられる。高山城のもと城下町を整備し、これが観光地として名高い飛騨高山の街並みの基礎となった。禅宗と茶道に造詣が深かったことから、徳川家康に本願寺教如を紹介。これが後の本願寺の東西分立の遠因となった。ちなみに弟は、落語の祖と呼ばれる「醒睡笑」を編した安楽庵 策伝。

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