◇ 令和6年産米の納品を前倒し活発化、農水省アナウンス

 農林水産省は9月18日夜、令和6年産米流通情報のまとめサイト「令和6年度(2024)米の流通状況等について」掲出データを更新、公表した。それによると、9月13日時点で卸売業者などから聴き取った量販店などへの納品状況は以下の通り。

《卸売業者からスーパーへの納品状況》

○ 南海トラフ地震臨時情報の発表とその後の神奈川県西部地震などの影響による買い込み需要により、店頭での欠品や品薄が発生した後、全体的には、店頭への供給と消費者の需要がバランスしていない状況が継続。
○ 棚に全くないというスーパーは減っていると考えており、品薄感は日々和らいできている。中食・外食向けには主に令和5年産で昨年と同程度を定量で納入している一方、新米(令和6年産)を約2~5倍のペースでスーパーに納入している。新米も多く流通し始めて来ており、スーパーには9月に入っても、引き続き、毎日(または週3~4日定期的に)納入している。
○ 品薄となっているスーパーでも、今週から品物が棚に陳列されていないという時間帯は少なくなり、常時お客さんに手に取ってもらえるようになってきている。
○ 主要卸は、現在、フル回転で精米し、昨年以上の量をスーパーへ納品をしている。中には令和5年産米の手持ち在庫の減少を令和6年産(新米)の増加でカバーできず、昨年を下回る納品状況となっている卸もある。
○ 業務用向けの新米切り替え時期を前倒ししてもらい、その分の令和5年産を小売向けに追加供給するなどの対応も行っている。
○ 関西地方でも、一定程度品薄状況が改善しているものの、昨年と同程度の供給を行っても、需要が依然旺盛な状況が続いており、改善が遅れているエリアも存在。

《6年産米の仕入状況》

(関東地区)
○ 千葉県産、茨城県産ではボリュームのあるコシヒカリの仕入れが中心となり、順調に仕入れが進んでいる。
○ さらに9月9日の週からは、北海道ゆめぴりかや北陸のコシヒカリなどの仕入・販売を開始、新潟コシヒカリの精米工場への入荷も始まり新米の販売は前週以上に増えていく見込み。
○ 9月16日の週以降は、北陸・東北・北海道の主産地の銘柄が順次納入され、アイテム数も増加する見込み。

(関西地区)
○ 今まであまり取り扱っていなかった千葉産や茨城産、さらには富山や福井など北陸の産地の仕入も本格的始まり、納品に向けた一定のボリュームは確保できつつある。
○ さらに、9月9日の週からは、兵庫コシヒカリ、滋賀コシヒカリ・みずかがみなどの仕入・販売も開始することから、新米の販売は前週以上に増えていく見込み。
○ 9月16日の週以降は、北陸など主産地のコシヒカリなども仕入・販売が始まる見込み。

ごはん彩々

最近好評の玄米

カテゴリー別最新ニュース

商品・事業
一覧
施策・政策
一覧
調査・研究
一覧
組織と人事
一覧
予算と計画
一覧
決算と業績
一覧
事件・事故
一覧