金倉

 きんくら。金利・倉敷料(倉庫の保管料)の略。売り手が買い手に現物米穀を引き渡すまでのコストの一つ。
 このうち倉敷料は1か月を3分し、1~10日、11~20日、21~末日の各期ごとに加算していく。例えば10日に入庫し、11日に搬出すると、2期分の倉敷料がかかってしまう。
 ただし金倉は、出来秋から翌年の10月末(米穀年度末)までは、契約済みの米であっても、慣例的に売り手である産地側が負担することになっている。このため金倉が発生するのは翌年の11月からで、便宜上、11月1日が入庫日になる。

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