高温障害

 こうおんしょうがい。水稲生育期間中の気温上昇によってもたらされる米の品質低下現象のこと。品質が低下した米そのものを指す場合も。
 品質低下とは主に白未熟粒の増加によるシラタの増加。米の世界では昔から「日照りに不作なし」という格言があって、高温・降水量不足によって減収をもたらすことはないとされてきた。事実、近年の地球温暖化による(ものとみられる)高温障害も、収穫量そのものに影響を与えることはなく、あくまで品質低下(シラタの増加)のみにとどまっていた。
 ところが平成22年産の高温障害は深刻で、過去最低の1等米比率(62.0%)を記録。さらに令和5年産ではこの最低記録を更新(翌年3月末で60.9%)してしまった。
 このため続々と高温耐性品種が登場しつつある。

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