米粉の用途別基準
2024/6/05/ 19:26
こめこのようとべつきじゅん。小麦粉でいうところの薄力粉・中力粉・強力粉に相当する基準のことで、米粉の場合は以下の通り区分されている。
△「1番」……菓子・料理用
△「2番」……パン用
△「3番」……主に麺用
米粉の品質は、主に粒度分布、澱粉損傷度、原料米のアミロース含有率と水分含有率に左右される。特に製品時の特徴を左右するのがアミロース含有率で、高いほどもちもち・しっかりした食感、低いほど軟らかい食感になる。
米粉は製造業者によって原料米の品種も製粉方法も様々なため、製品の品質の差が大きい。そこで平成29年(2017)3月、品質の均一化と利用拡大を目的に作られたのが用途別基準だ。
主導したのは農林水産省だが、建前上あくまでも民間の基準であるため、基準外の米粉の製造・販売を禁止するような強制力はない。ただし日本米粉協会が基準に適合していると認めた製品は、「推奨マーク」を表示することができる。