食料自給力

 しょくりょうじきゅうりょく。「我が国農林水産業が有する食料の潜在生産能力」を表す指標のこと。1人1日あたり供給可能熱量で示される。
 戦争や大規模災害など非常時、他国からの輸入が一切途絶えた際を前提に据えている。毎年、食料需給表を公表する際、食料自給力指標の「現況」を示し、5年に一度の基本計画のなかで10年後の「見通し」を示すことになっている。最新・令和4年度(2022)の食料自給力は以下の通り。
 △パターンA(栄養バランスを考慮しつつ米・小麦を中心に熱量効率を最大化して作付けた場合)1人1日あたり1,720kcal
 △パターンB(栄養バランスを考慮しつつ芋類を中心に熱量効率を最大化して作付けた場合)1人1日あたり2,368kcal
 推定エネルギー必要量(1人1日あたり2,168kcal)を、パターンBでは上回るものの、パターンAでは下回った。この傾向は、令和12年度(2030)の見通しでも変わっていない。

ごはん彩々

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