所有権移転
2024/6/07/ 20:53
しょゆうけんいてん。ある期日を境に、契約上の玉(米)の所有権が、売り手から買い手に移転すること。現物の物理的な移動を伴わず、大抵は代金の支払を伴う。また産地から流通業者への所有権移転を指す場合が多く、RY越年を指すことが圧倒的。
RY末までに契約した玉の全量が捌けてしまえばいいが、そうでない場合、引取期限(RY末)が到来したら、引き取らざるを得ない。だが残玉の現物を物理的に動かしていたら、輸送費だけでなく一時保管場所も確保しなければならない。そのため引取期限が到来したところで玉の代金を支払うものの、現物そのものは動かさず、契約上の所有権だけを移動する。これが所有権移転で、所有権を移転した玉を「所有権移転玉」と呼ぶ。ただし、所有権移転した瞬間から、金倉が発生する。