飼料用米

　しりょうようまい。豚や鶏といった家畜に給餌する米のこと。単に「エサ米」とも。
　行政用語として、水活の助成対象の場合は厳密に「飼料用米」と表現しなければならず、「飼料米」と表記するのは（行政用語としては）誤り。
　主食用米の生産調整の有効な一手法として定着した。ただし、莫大な助成財源が必要なため、財務省は良い顔をしていない。近年は専用（多収）品種への誘導が施策の方向性となっているものの、なかなか進んでいない。というのも、一般品種を作付けておけば、いつでも（例えば相場が上がった際に）主食用米に回帰できるため。現在の水活の助成水準は、10ａあたり５万５千円～10万５千円（単収によって異なる）。

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