中生
2024/6/08/ 19:47
なかて。本来は生育期間の長短をあらわす単語。「標準的な生育期間」に対し、ちょうど標準的なのが中生、早いのが早生(わせ)、遅いのが晩生(おくて)。
だが米穀、特に米穀流通業界では、収穫期の早さ、つまり出回り始期の早さを、「産地品種銘柄」ごとに当てはめることが多い。というのも、同一品種であっても産地によって早生か晩生か捉え方が異なるためだ。例えばコシヒカリは、全国的にも南九州でも早生の品種だが、九州北部や中国地方になると晩生品種と考えられている。
種苗法などの品種登録行政上は、生育期の早さがもっと細かく、以下の9段階に分かれた区分になっている。
「1」が極早生(ごくわせ)
「3」が早生(わせ)
「5」が中生(なかて)
「7」が晩生(おくて)
「9」が極晩生(ごくおくて)