ラニーニャ

 La Niña 正確には「ラニーニャ現象」。海水温が長期間にわたって低下する現象のこと。範囲は太平洋東部の赤道付近、日付変更線近辺のガラパゴス諸島からペルー沖まで、かなり広い。4~5年に一度発生すると言われており、発生すると世界各地の気候に大きな変動をもたらす。
 日本の場合は、あくまで傾向としてだが、以下の変動をもたらすと言われている。
 △夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向がある。
 △沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、降水量が多くなる傾向がある。
 逆に、同じ地域の海水温が上昇する現象は「エルニーニョ」。スペイン語で「男の子」を意味することから、逆の現象をスペイン語で「女の子」を意味する「ラニーニャ」をあてた。

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