TPP
2024/6/09/ 15:17
Trans – Pacific Partnership(環太平洋同盟)あるいはTrans – Pacific Strategic Economic Partne-rship Agreement(環太平洋戦略的経済連携協定)の略。環太平洋経済協定、環太平洋連携協定、環太平洋経済連携協定、環太平洋パートナーシップ協定などなど様々な日本語訳がある。
EPAの一種で、原協定はシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国間で発効。その後、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、ベトナム、ペルーが原加盟国との拡大交渉に入り、その後カナダとメキシコも参加、平成25年(2013)になって日本も参加。平成27年(2015)に大筋合意に至り、発効しかけたが、交代した大統領の鶴の一声でアメリカが脱退。残る11か国でアメリカを除いた「TPP11」の合意をめざすこととなった。
平成29年(2017)11月のAPEC閣僚会合でTPP11は大筋合意に至り、平成30年(2018)3月9日、チリのサンディアゴで11か国が署名式を行った。発効は同年12月30日。発効と同時に名称を「CPTPP」(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership)に改めている。
高関税を維持したままオーストラリアからの輸入枠が最終的に8,400t増えるだけのため、日本の米への影響はほとんどない。