◇ 米の民間輸入めぐり江藤農相、国内価格に「影響するロットではない」

 国家貿易の枠外となる「民間貿易」で米を輸入する動きが出てきたことをめぐり、江藤拓農相は「国内の価格に影響を与えるようなロットではない」との認識を示した。1月10日に開いた閣議後定例会見で述べたもの。
 現状を、「国内の米価が高いこともあり、kg341円(の関税)を払ってでも買おうという方が出てきている」とし、昨年11月までに「399t」の取引があったと説明。その上で、SBS玉を「買えなかった方々が、主食用米として輸入している事実は間違いなくある」と述べた。ただ、令和2年(2020)に「426t」の輸入実績があったことを引き合いに、「(民間輸入は)これまでも行われてきたことなので、特別なことではない」とも指摘している。

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